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2022/12/21

息子のお宮参り~小國神社

先日のお休みに延期続きになっていたJr.君のお宮参りと
お食い初めを行いました。
思えばJr.君が産まれた日は、蒼空のもと母子ともに無事に
出産を終えたことを神様に感謝したくてお参りに行きました。

(澄み渡る真っ青な蒼空でした)
 この小國神社は、大社造(たいしゃつくり)と言われ
伊勢神宮の神明造(しんめいつくり)と並び神社建築の二大源流です。
特に目に付くのが、檜皮葺(ひわだぶき)ではないでしょうか。
こちらは、ユネスコ無形文化遺産登録され
我が国独自の伝統技法になります。

が、今回はこちらにはこれ以上触れません。(笑)

今回は、前回の池宮神社の宮大工のお仕事噺
第二段として破風板の装飾
懸魚(げぎょ)についてになります。

この破風板ですが、元々は文字通り破風。風や火から守る役割なのですが
神社仏閣など格式の高い建物に許された装飾が懸魚になります。
懸魚は取り付ける位置により呼び方が変わり
画像のように中央にあるものは拝懸魚(おがみげぎょ)と言います。
水に強い魚の飾りを屋根に施して木造建築を火災から守るために火除けの
まじないとして取付けられています。
火除けの意としては、鬼瓦や鯱鉾(しゃちほこ)も由来は同一です。

古来より火事だけは、今も変わらず恐れらていた災害というのに
今回資料を読んでいたら、家康公は戦勝を祈願した後に、
火を放ちすべての社殿を焼失した。との記載がありました。
その後自ら再建を命じ再造営されていますが、そこだけ読むと
自然災害より人災が怖いものだと思いました。

作っては壊され壊し再建を繰り返すことで
この技法が伝統として生き残っていたとは思いますが…。

宮大工の込めた想いが、建築物で表現される世界に
またうっとりする時間になりました。

年末年始の神社巡りは何処に行こうか迷い中ですが
またこちらでご紹介できればと思います。

ちなみに破風・鼻隠しは、塗装時にほぼ塗る箇所となります。
這樋の絡みで見えにくい箇所ですが、切妻屋根などはしっかりと
破風板が見えるので美観の観点からも塗装はオススメしております。
幕板同様にこの箇所で色遊びをすると屋根と外壁が際立つので
装飾とまではいかずとも是非塗装時には、チャレンジしてみてください。